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ANA上級会員への道ーSUPER FLYERS CARD(SFC)と取得方法ー(実践編)

SFC

破綻前のJALは、なんとも牧歌的だったため、当時、年間3往復程度しか国内線に乗ることのなかった私でも、JALの営業の判断で、なぜか、Sapphireを持つことができ、しかも、ほとんど乗っていないというのに、更新されたSapphireが送られてくるという勝手にJGC状態でした。一度、上級会員のデスクに、

JGC(JALグローバルクラブ)

を作成することはできないか、問い合わせたことがあったのですが、その時には、「お客様は、特別にSapphireを送らせていただいているので、残念ながらJGCにご入会いただくことはできません。ですが、JGCに入られなくとも、お客様には、毎年Sapphireのカードをお送りさせていただきますので」というありがたいお言葉をいただいたのでした。

が、JALが破綻し、Sapphireが送られてくることもなくなり、晴れて平会員となったのですが、周りを見渡してみると、友人達がJGCだの、スーパーフライヤーズカードを普通に持っている事に気づきました。あ、羨ましい、と。

そして、私の上級会員修行がスタートししました。(そんなにつらいものではありませんでしたが)

翌年、JGCSFCのどちらかを取ることに。当時、まだ、JALは、ファーストクラス導入路線が少なかったので、どこにでもプレミアムクラスが導入されているANASFCを取得することにしました。

ご存知の通り、プレミアムクラスは、従来のスーパーシートの流れを組む特別席で、広めのシート、優先搭乗、ラウンジ使用、機内食などが用意されたものです。原則、事前に確定せるためには、プレミアム運賃での購入が必要ですが、エコノミーの割引運賃でも、当日、空きがあれば、8,000円の差額を払えば、アップグレードすることが可能です。

基本方針としては、国内線の移動を仕事もプライベートもプレミアムクラスに統一して、海外は、ANAスターアライアンスビジネスクラスにすることで、夏までに50,000PPを達成するというものでした。

ここまできても、スーパーフライヤーズって、何よという人は、下記の記事を先に読んでから戻ってきてください。

ANAのSUPER FLYERS CARD(SFC)と取得方法(基礎知識)

さて、スーパーフライヤーズカードの取得方法はわかりました。

では、ここから、実践プランを説明していきましょう。

これから、修行(?)される方の参考になれば、幸いです。

まず、基本方針おさらい

1)フライトはできるだけANA,海外はスターアライアンスに寄せる

2)原則、国内移動はプレミアムクラス、海外移動はビジネスクラス

3)ポイント稼ぎだけが目的では飛行機に乗らない。タッチはしない。

プレミアムポイント効率から選ぶフライト

ANAグループ便のフライトの場合には、事前に下記サイトで必ずプレミアムポイントを確認します。

ANA プレミアムポイントシミュレーション 国内線

http://www.ana.co.jp/amc/pps/dom_mileage.html

ANA プレミアムポイントシミュレーション 国際線

http://www.ana.co.jp/amc/pps/int_mileage.html

国内はプレミアムクラス、海外はビジネスクラスというのは、プレミアムポイントの効率の観点からも、良い選択肢です。

ANA便に関して言えば、そもそも、国内線は、ベースの200%、海外は、特定地域が150%。

キャビンクラスで言うと、プレミアムクラスやビジネスクラスは、普通運賃以外の部ブッキングクラスであっても、125%の倍率が付きます。

(2013年4月に大幅な変更があり、ビジ割スペシャルは70%になってしまいました)

スターアライアンスに乗る場合にも、ビジネスクラスは、ブッキングクラスによらず、概ね125%加算です。これに、お得な海外発券を組み合わせれば、料金的にもさらにお安くなり、費用対効果も上がります。

スターアライアンスの運賃倍率

http://www.ana.co.jp/amc/reference/tameru/flightmile_tk.html

海外発券についてはそのうち別の記事で書きます。

そんな観点から、最も効率のよい路線とチケットを考えると、

路線としては、ANA便で距離が長い

羽田沖縄路線 区間基本マイレージ 984

(札幌沖縄路線は、1397と最長ですが、ここに乗る理由がないので)

チケットとしては、

変更が必要なのであれば、プレミアム株主優待割引と金券屋さんんで株主優待

変更が必要なければ、プレミアム特割チケットです。

加算率は、どちらも125%

この組み合わせだと、

HNDOKA-PP

となります。

羽田ー沖縄をこれらのチケットで往復すると、5720プレミアムポイント(PP)も加算されます。単純に9往復すると51480PPとなり、達成です。

僕の場合は、そこまで沖縄往復はありませんでしたが、下記のような感じでした。

株主優待のプレミアムクラスでの羽田/那覇 片道2,860PP 往復5,720PP

4往復で22,880PP。

加えて、

札幌 片道1,675PP 往復3,350PP

鹿児島 片道1,902PP 往復 3,804PP

ここまでの国内で、30,034PP

加えて、台湾2往復を1往復は、マイルでビジネスクラスの往復を取り、マイルで台北まで行ったところで、

台湾発券で3ヶ月有効のANAビジネスクラスに、お得な日本国内乗り継ぎ運賃で、羽田/那覇往復をつけて発券。台湾発券の場合、日本国内の正規扱いのチケットがTWD 4,000。当時で11,000円、今でも13,500円。(ちなみに羽田/名古屋・大阪は無料)

結果、TSA/○HND/○OKA/○HND/TSAのビジネスクラス往復を日本円10万円ちょっとで購入。ここで、一つ落とし穴が。JALであれば、海外発券のビジネスクラスに国内線をつなげるとクラスJになりますが、ANAの場合には、国内線は、エコノミーとファースト扱いのプレミアムクラスしかないため、海外発券ビジネスクラスには、エコノミーしかつけられず、当日、空きがあれば、プレミアムクラスに差額8,000円でアップグレードできるというものになります。当日空きがなければ・・・。

なんと、HND/OKAの往路当日は、あいにくの満席で、なんとか、ドアシートを確保したものの、横には膨よかな女性。肘掛けも取られ、さらに、どこから流れてくるのか、機内では、耐え難い体臭がただよい・・・口で息をする涙の数時間。

ただただ運が悪かったのだと思いますが、ちょっと安く沖縄に行こうとした結果、このような仕打ちに。

しかも、帰りの便もあいにくの満席で・・・。二度と、ANAの海外発券に国内線をつけるのはやめようと心に誓うのでした。(ソウル発券のプレミアムクラス追加は別ですが)

とうことで、

TSA/HND/TSA ビジネスクラス  5,786PP

HND/OKA/HND エコノミー 4,736PP

で、40,556PP

あと、約10,000PPなので、沖縄2往復と行きたいところでしたが、ちょうど夏休みにバンコクシンガポールに行く予定があったので、ちょっと遠回りして、スターアライアンスビジネスクラスのオープンジョーで行くことにしました。このルートに関しては、最短でスターアライアンスゴールドを取得できるエーゲ航空、一発、ゴールド達成プランとして別途記事にありますが、今回はさらっと。

爆安ビジネスクラスのエアチャイナ=中国国際航空です。

NRT/X PEK/BKK-/SIN/X PEK/NRT ビジネスクラス 10,941PP

チケット代は、サーチャージ込みでなんと13万円台だったと思います。機材は古めで、成田−北京は、ANAの国内線プレミアムクラスと同等か、それ以下ですが、沖縄往復と考えれば、耐えられます。SIN/PEK間のA330-200は、フルフラットではないものの、ライフラットでそれなりに快適でした。北京のラウンジは、どうもいろいろ私には、合いませんでした。もう、乗らないと思いますが、13万円ならいいかな。(今では、値上がりして15万円くらいになっています)

トータル 51,497PPで無事プラチナステイタスを達成しました。

さて、無事、SFCの取得資格を得たところで、次回は、スーパーフライヤーズカードを最も安価に維持する選択をご紹介しましょう。

 維持費が最も安いSUPER FLYERS CARDはどれか?