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ANAのSUPER FLYERS CARD(SFC)と取得方法(基礎知識)

SFC

(基礎知識)

このサイトをご覧になっている方は、ご存知とは思いますが、ご存じない方のために一応簡単にご説明を。

ANAマイレージクラブには、上級会員になった人だけが作れるスーパーフライヤーズカードというクレジットカードがあります。(JALには、JAL GLOBAL CLUB JGCというカードがあります)

このクレジットカードを持っているだけで、ANAマイレージクラブのプラチナ会員並のサービスを受けられるとあって、プラチナ以上のステイタスを達成した人は、大抵作るカードとなっており、このカードを作れる資格を取ることを目的に、エコノミークラスでひたすらANAスターアライアンス加盟航空会社の飛行機に乗りまくり、時には、目的地の空港から外に出ずに、乗ってきた飛行機に乗って帰るということまでする「修行僧」と言われる方たちまで出る始末です。

では、スーパーフライヤーズカード(以下、SFC)になると、もらえる特典とはなんでしょうか?

スーパーフライヤーズカード

http://www.ana.co.jp/amc/reference/elite/spfs2.html

実は、2014年4月から、ANAマイレージクラブの大幅な制度変更があるので、詳細は変わりますので、詳細は下記を見てください。

ANAプレミアムメンバーサービス変更内容

http://www.ana.co.jp/amc/promo/new_premium/

概ねの特典は、以下です。

【特典内容】

1.スターアライアンスの上級会員であるゴールドステイタスとして、ANAを含むスターアライアンス加盟航空会社の飛行機に搭乗した時に、ゴールド会員としての待遇を受けられます。

スターアライアンスゴールド

http://www.staralliance.com/ja/benefits/status-benefits/

<スターアライアンスゴールド会員としての特典内容>

空港での優先チェックイン

スターアライアンス ゴールドステータスのお客様は、チェックイン時に優先チェックインカウンターをご利用いただけます。

空港ラウンジのアクセス

スターアライアンス加盟航空会社の運航便をご利用の際、ご搭乗クラスに関わらず、同行者1人様とご一緒に世界各地に 1,000 ヶ所以上ある空港ラウンジで、人ごみを避けリラックスしたひとときをお過ごしいただけます。

(航空会社のラウンジは、普通のゴールドカードとかで入れるラウンジと違って、セキュリティエリア内のゲートにすぐ行けるような場所に設置されており、国際線では食事と飲み物が、国内線でも、アルコールを含む飲み物が無料で提供され、WiFi環境もあって、時にはシャワーも設置されていて、結構過ごしやすいラウンジです)

優先搭乗

ラウンジから慌ただしく出ていく必要はもうありません。優先搭乗では、ファーストクラスやビジネスクラスでご搭乗のお客様と同じく、ご都合の良い時間に優先的にご搭乗いただけます。

(国内線の場合には、プレミアムクラスと同じ扱いです)

手荷物許容量の追加

ゴールドステータス会員のお客様は、手荷物許容量が優待されます。 重量制が適用される場合は お手荷物を20kg (44 ポンド) 超過、または個数制が適用される場合は個数を1つ追加することができます。

手荷物取り扱いの優先

お客様と同様、ご到着後、お預けいただいた手荷物を最初にお引き取りいただけるよう、手荷物を優先的にお取り扱いいたします。

優先空席待ち予約

ご希望の便が満席の場合、お客様の空席待ちを最優先にお取り扱いいたします。

ANAの上級会員としての特典>

概ね、ANAのPlatinumステータスの扱いを受けられます。いろいろありますが、めぼしいものをご紹介。

ANA国内線座席指定優先サービス

 平会員には開放されていない席とかが指定できたりします。

アップグレードポイントプレゼント

国内線のプレミアムクラス(当日空きがあれば)や国際線のアップグレードに利用できるアップグレードポイントが毎年もらえます。(使わない場合には、SKYコインと交換できます。僕は使ったことないです)

専用電話窓口

プラチナ会員同様、会員専用の電話窓口があり、予約やマイレージに関わることなどに対応してくれます。

プレミアムエコノミーに空席があれば、乗れる

 エコノミーのチケットを持っている便で、プレミアムエコノミーの設定がある機材の場合には、追加料金無く、プレミアムエコノミーの座席が指定できます。

という感じでしょうか。あとは、インボランタリーアップグレード(オペレーショナル・アップグレード)の際に、優先される傾向があるらしいと言われています。

ただ、どの特典も、国際線でビジネスクラス、国内線でプレミアムクラスに乗っていれば、そもそも、付いているので、ほとんど、メリットはない感じではあります。実際、インボランタリーアップグレードも、ビジネスからファーストは、ほとんどありませんし、国内線に関しては、プレミアムへのインボラの存在は聞いたことがありません。

国内線では、プレミアムクラス未設定路線に乗らなければならないような状況の場合にも、ラウンジ、荷物の優先などが受けられるというあたりがメリットでしょうか。結構大きいのが、マイルで特典航空券を取るときに、なんとなく取りやすい感じがします。

家族持ちのメリットとしては、家族カードを作ることで、家族にも、上級会員資格を渡せることでしょう。

【取得方法】

ANAマイレージクラブのプラチナステータス以上の人だけが取得できるので、まずは、プラチナステータスを達成しなければなりません。

プラチナステータスを達成するには

ANAプレミアムポイントが年間(1月~12月)で、50,000プレミアムポイント以上、うちANAグループ便ご利用分が25,000プレミアムポイント以上に到達する必要があります。

ANAプレミアムポイントとは

プレミアムポイントとは、ANAプレミアムメンバーの認定を目的として、毎年1月~12月の12カ月間(暦年)にマイルとは別に登録しているポイントです。

詳細は、ANAのウェブサイトに詳しくありますが、マイルとは別のポイントなので、いわゆる陸マイラーでは、一切貯まりません。25,000ポイント以上は、ANA便なのですが、スターアライアンス加盟の航空会社の便に搭乗しても、ポイントは貯まります。

プレミアムポイントについて

http://www.ana.co.jp/amc/reference/elite/pltnm_point.html

計算方法は、

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これで決まります。

区間基本マイレージというのは、いわゆる距離です。IATAで定められている区間のTPM(ticketed point mileage)をベースにしています。

クラス・運賃倍率とは、ファースト・ビジネス・エコノミーのキャビンクラスごとに、各航空会社では、運賃と変更不可などの条件を組み合わせたブッキングクラス(予約クラス)が設定されており、ブッキングクラスごとに運賃倍率が細かく設定されています。

ANA国内線の運賃倍率

http://www.ana.co.jp/amc/reference/tameru/travel/flight/dom/index.html

ANA国際線の運賃倍率

http://www.ana.co.jp/amc/reference/tameru/travel/flight/int/index.html

スターアライアンスの運賃倍率

http://www.ana.co.jp/amc/reference/tameru/flightmile_tk.html

ANA便のプレミアムポイント計算

http://www.ana.co.jp/amc/pps/dom_mileage.html

ツアーパッケージで購入したエコノミーのチケットなんかだと50%と割り引かれてしまったり、下手をするとポイントが全く貯まらないブッキングクラスだったなんてこともあります。ただし、国際線の上級キャビンについては、割引チケットでも、125% とか150% とフルでつくことが多いので、このサイトをご覧になっている方は、あまり気にすることはありませんが、極稀に割り引かれることもあるので、一応確認したほうがいいと思います。

路線倍率というのは、下記のように、決まっていて、国内線は、値段の割に距離が短いからか、2倍に設定されています。

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搭乗ポイントというのは、国内線・国際線搭乗でもらえるボーナスポイントで、1区間あたり、通常400ポイント。割引率の高い(安い)チケットだと200ポイントだったりします。

【最後に】

僕が取得した時には、国内線の移動をANAのプレミアムクラスに寄せて、海外(その年はアジアだけでした)は、ANAスターアライアンスビジネスクラスに寄せることで、8ヶ月ほどで50,000プレミアムポイントを達成しました。

実体験を含めた、おすすめプランは、他の記事でご紹介しようと思います。

実際、費用対で考えると、少なくとも、上級キャビンクラスで移動している人にとっては、それほどのメリットはないのですが、メリットよりも達成感が、取得をさせるのだと思います。山登りですね。それでも取得してみたいという方にだけ、おすすめします。

次は、実践編です。

ANAのSUPER FLYERS CARD(SFC)と取得方法(実践編)