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連載【格安ビジネスクラスの基礎知識】第2回 呼び寄せ片道便(Back Oneway)

tk【格安ビジネスクラスの基礎知識】第2回です。

前回は、海外発券について学びました。

前回は、こちら。

連載【格安ビジネスクラスの基礎知識】第1回 海外発券

今回は、呼び寄せ便とコードシェアについてです。

まずは、呼び寄せ便から。Back oneway/returnとも呼びますが、呼び寄せ便とは、海外のAという場所に住んでいる人が、主に日本から家族を呼ぶためなどの目的で購入する日本発A行きのチケットや、逆に海外から日本に呼び寄せるためのチケットを呼びます。

かつては、海外発日本行きのチケットを購入することの難易度が高かったのですが、ネットでの販売が主となったことで、当たり前に海外発のチケットを日本にいながらにして購入することができるようになり、海外発券が身近になりました。

この呼び寄せ便のうち、片道のものを利用して、安くしてしまおうというものが今回学ぶテクニックです。

ちょっとわかりにくいですが、海外発券の往復チケットは、まず、発券地までなんらかの方法で行って旅をスタートして、最後、発券地で旅が終了します。

これを、片道チケットにして、チケット上の最終目的地を日本にすることで、スタートのみ海外に行きますが、旅が日本で終了するというものです。海外といっても、近場の都市をスタート地点にすることで、スタート地点までの移動を楽なものにします。

日系の航空会社の海外発券だと

発券地/日本/目的地/日本/発券地

というのが基本ですが、この呼び寄せ片道便(Back Oneway)は、発券地から日本への片道の間に目的地を経由させて、ストップオーバーするという形を取ります。

発券地/目的地/日本

です。

例えば、前回、事例で出した、日本ーロンドンで言えば、ソウル/ロンドン/羽田(成田)みたいなパターンで購入します。。

これだけ長い距離でも、長い片道なので、サーチャージが割安になります。

この買い方をすると、日系航空会社以外も考えられるので、選択肢が増えます。

呼び寄せ片道便(Back Oneway)の事例

トルコ航空ビジネスクラスで行くロンドン(イスタンブール経由)で比較すると

日本発着便の場合

NRT/IST/LHR/IST/NRT

で、サーチャージ込で約40万円ですが、

インチョン発ロンドン途中降機成田着のBack Onewayの場合

ICN/IST/LHR/IST/NRT

で、サーチャージ込で約30万円。

ICN(インチョン)まで行かなければならないのですが、10万円ほど安くなります。

実は、海外発券、呼び寄せ片道便(Back Oneway)に加えて、コードシェア便を活用するとさらにお得感が増すのですが、コードシェア便の活用については、次回、第3回でご紹介します。